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	<title>くまおのべる</title>
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	<description>BL、NL混在注意</description>
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		<title>プロローグ</title>

		<description>海辺に沿った学び舎に、これから先にある…</description>
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			<![CDATA[ 海辺に沿った学び舎に、これから先にある自分達の青春に期待を乗せた生徒達が潮風を感じていた。
私立白浜男子高校は、創立100年の歴史を迎え「ひとりひとりの個性を生かす」を校訓に今年も新入生を迎えたのだが、如何せん偏差値は全国最下位。
地元では有名な不良の掃き溜めだった。

「陸緒！婆さんに手は合わせたんか！」

古い戸建てが佇む小さな町、白浜町に響いたのは低くしゃがれた声。
その声に畑仕事に行こうとしていた近所の二組の老夫婦は微笑ましくその光景を眺めている。

「陸ちゃん、今日から学校かい」
「おう！俺も今日から白浜の男だぜ！イツミのばっちゃん！」
「コラ！手合わせながら喋るんじゃなか！」

パンパンと手を叩き合わせ玄関に向かう陸緒に今年70歳となる陸緒の祖父は声を荒げたが、そんな声を気にする事も無く向かいに住む老夫婦の一人に笑ってみせる。

「んじゃー行ってきます！」
「なめられんじゃねーぞ！」
「おう！」

今にも躓きそうな陸緒の騒がしい背中に陸緒の祖父、廉造は心配のため息を吐く。

「陸りゃんが白浜に通うなんてねぇ」
「これも血ですな」
「でもあの学校の子で性根まで悪い子なんておらんから、陸ちゃんなら大丈夫やろ」

白浜高校ができたばかりの頃は地元の男は揃って入学する事が誇りだったが、、時代の移り変わりは激しいもので、いつしか掃き溜めと称されていた。
それでも町の人間からしてみれば、そこは青春の故郷であり蔑ろにできるはずが無かった。

「夏奈子ちゃんも喜んでたんじゃない」
「まぁ、あいつは昔から陸緒には甘いけんの」
「……今度林檎でも持ってってやろうかね」
「あいつも喜ぶわ」

眉間に皺を寄せた不器用な廉造の笑顔は何十年と経っても変わらないと、イツミは懐かしき日々を思い出したが、それ以上振り返る事はしなった。


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